「守破離」という言葉をご存じですか。
私は最近になって知りました。
この言葉、剣道や茶道などの修業における段階を「守」「破」「離」の3つに分けたものだそうです。
- 守:師や流派の教え、型、技を忠実に守る段階
- 破:他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れる段階
- 離:一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階
段階を太字にしました。
これは、順番にこなしていかなければならないのです。
破→離→守など順番を変えてしまっては効果がないということを確認しておきましょう。
剣道にしろ、テニスにしろ、何にしろ、正しい型が身についていなければ、上達はしません。
だから、素振りを狂ったようにするのです。それをしなくても上手い人は一部の天才です。
この言葉を知ったとき、あぁ、勉強も同じだなぁと感じました。
「練研応」と表現してみましょう。(あまり美しくないですね。。。)
- 練:教科書に書いてあるようなこと、計算、用語・単語を広く覚える段階
- 研:自分の興味ある分野の周辺知識を調べる段階
- 応:これまでの学習内容を応用・発展させていく段階
近年、「思考力」という言葉のもとにいきなり「応」を行おうとしている人が多くいるように感じます。
計算?用語の暗記?いったい何の役に立つんですか?
計算機を使ったり、ググったりすればいいじゃないですか。
それよりもそれらをどう使っていく方が大切ですよ。
そんな声が聞こえてきます。
地道な練習は「時代」にあっていないのかもしれません。
しかし、ここは声を大にしていいます。
「練習しましょう!」
地道な鍛錬は、頭を使う体力をつけ、処理能力を高めます。
中高生のうちに地道な鍛錬を積むと、応用の段階で見える世界が変わってきます。
わたしも守破離という言葉が大好きです。
勉強もまさしく守破離、そのものですよね。
練研応、いいですね!(笑)
社会人になると、なかなか「研」「応」ができなくなるので、ぜいたくな時間の使い方ができる生徒及び、学生の時分に思う存分、「研」「応」のよろこびを知ってほしいです。というか、よろこびを知りたかったです(笑)
コメントありがとうございます。
そうですねぇ。社会人になるとなかなか難しいですね。
いやいや。
まだまだこれからです。
研いでいきましょう!
大人が喜んで実践し、子どもたちが真似をして欲しいなぁと思いつつ、
中々できていない僕が言うのもあれですが、、、