世界を視野に入れる清泉の教育 その3

みなさん。こんにちは。夏休みが終わりあっという間に10月です。
定期試験に加え、民間の各種試験、そして学校行事が目白押しで生徒も先生方もお忙しい時期かと思います。
さて、今回ご紹介するテーマは「取り出し授業」です。
これまで2回に分けて清泉ならではの活動についてみてきました。
では、グローバルな視点をもつ清泉の「英語教育」はいったいどのような仕組みを持っているのでしょうか。

 英語の習熟度格差

「英語」。ただでさえ差がついてしまうこの科目ですが、小学5年生から教科化されることによって、中学生になった段階で大きな差が生じてしまっていることが多々あります。
英語が中学入試科目として課されていない現状、様々な習熟度の生徒が一つの教室にいることになります。
不得意な子に合わせれば、得意な生徒は退屈さを感じ、
得意な生徒に合わせると、不得意な子は挫折感を味わってしまう。
整備がなされていない学校では、このようなことが多々起こっています。
しかし、創立以来グローバルな視点で教育を行ってきた清泉は違います。
時代の流れにいち早く対応し、生徒の習熟度にあったクラスが編成されました。

 3段階のクラス分け

AREクラス(Advanced Returnees’ English)

帰国生試験B方式、グローバル入試合格者を対象にしたアドバンストクラスです。週6時間の英語授業のうち、なんと5時間をネイティブスピーカーが担当するそうです。ただ英語(英文法など)を学ぶのではなく、ディスカッションやプレゼンテーションを行いながら生きた英語力がどんどん身につく授業です。あきないこと間違いなしです。

AEクラス(Advanced English)

一般試験合格者、帰国生試験A方式合格者の中で、英検3級以上取得者が対象のクラスです。週6時間の英語の授業のうち2時間をAREと合同でネイティブスピーカーが担当します。英語の基礎力をおろそかにしないのと同時に、ちょっとレベルが高い環境を体感することができます。なんだか、週2時間の海外留学気分ですね。

SEクラス(Standard English)

こちらは、一般試験合格者・帰国生試験A方式合格者対象の基礎から英語を学べる少人数クラスです。誰だって苦手なものはある。ほとんど学んでこなかったのであればなおさら。そんな子も安心して学ぶことができる環境が整っています。1からしっかり、一歩一歩確実に進みます。

 自分にあってる+αが成長の鍵

学習は自分の背丈にあったものでないとなかなかその効果が現れません。同時に、現状に甘んじていても成長はできません。
いまだに画一的な指導がされがちな一斉指導の中で、生徒一人一人の現状を把握し、そのちょっと先の課題を用意してくれる。
こんな教育をしてくれるのは、グローバルな視点で多様性をみとめる清泉だからこそなのかもしれません。

平日には授業見学会も行われているようです。中学受験を考えている方にとっては、志望する学校の雰囲気を肌で触れることができるいい機会ですね。

関連記事

  1. 世界を視野に入れる清泉の教育 その4

  2. 世界を視野に入れる清泉の教育 その2

  3. 学校に通う通信制高校「星槎学園国際高校」

  4. 世界を視野に入れる清泉の教育 その1

  5. 帰国生にとっての聖学院の魅力 その3

  6. 帰国生にとっての聖学院の魅力 その2

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。