先日、古本屋を歩いていると日本史をゴロで学ぶ本がありました。
しかも、そのゴロが「エロ用語」しばり!
思わず手に取り、クスり。
これは、逆に覚えられないでしょう。受験生が知る由もないワードが多すぎます。
しかし、そんなツッコミに備えるためか、「エロ専用」用語集での解説までしてくれる手厚さ。
もはや、日本史の学習をしているのか、性の学習をしているのか……
賛否両論あるゴロを用いた暗記法
かくいう私は、ゴロで覚える派です。浪人時代は最寄り駅までの自転車30分間で古文単語をゴロ合わせにした本に付属していたリスニングCDをひたすら聴いていました(もはや違法ですが……)。
古典単語の学習はそれのみと決めて徹底して聴きました。現役時代に「ゴロなんか~」と言って、頑なにゴロを拒否し、その結果全く覚えられなかった古文単語をスッと覚えることができ、現役時代の頑固な自分を恨みました。
そこからは、すべてゴロです。
ただ、闇雲にゴロを作るとやはりアウトプットがうまくいきませんでした。
ムリクリ作ったものは、全く頭に残りすらしません。そこで、段階を踏むことを決めました。
- 関連する単語の一覧を単にゴロでまとめたものは凡作。
- 音感がよくスッと入ってくるようなものは秀作。
- ゴロと単元をストーリーで結べたら傑作。
- ⅡとⅢを兼ね揃えることができたものを名作。
凡作はすぐにできます。名作を目指すことができるよう、同じごろでも授業ごとに少しずつ変化させながら研鑽を積んでいます。
しかし、このゴロ合わせ、なかなか4.までたどり着くことができません。特に学生の頃は本当にひどいゴロばかりでした。
それはなぜか。教養がないからです。
別のものに置き換えようとしても、置き換えるための語彙が自分の中になければ、良いゴロは作れません。
語彙があればあるほど、様々な経験を積めば積むほどストーリーをつくりやすくなります。
つまるところ、勉強をするにも「勉強」が必要ということです。
そしてこの「勉強」は科目の学習に限らずあらゆることがらについて知る・理解することです。
はじめの一歩は自分の好きなことから。
好きなアニメやドラマ、もしくはアイドルだっていいかもしれません。
そういったものと、「ちょっと覚えにくいなぁ」と思っていることをつなげてみましょう。
もちろん、エロだってかまいません。
これまで覚えられなかったものが、スッと記憶に入り込んでくるかもしれません。
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